「まずはスクールに通ってみて」と言った私の理由
前回の記事で「未経験からWebデザイナーを目指すなら、まずはスクールや職業訓練校に通うのがおすすめです」と書きました。
今回は、実際にわたし自身がどうやってWebデザイナーになったのか、その背景をお話しします。
医療職だった私。Webデザインなんて“別世界”だった
私はもともと医療関係の仕事をしていました。
なんとなく「この仕事、わたしに合っていないかも」と感じながら、日々を過ごしていたある日、夫が突然こう言いました。
「仕事を辞めて、プログラミングを勉強したい」
夫は営業職で、特にパソコンが得意というわけでもなかったので驚きました。
でも、いつも疲れた顔で帰ってくる夫を見ていた私は、「やってみたら?」と背中を押しました。
「プログラミングなんて無理」だったはずの私が、なぜか始めてみた
夫が最初に取り組んだのは「Progate(プロゲート)」という学習アプリ。
それを見て、わたしはこう言いました。
「プログラミングなんて、わたしには無理だな〜」
本当にそう思っていました。
でも、1週間くらい経ったとき、「ちょっとやってみようかな」となぜか思ったんです。
まずは相手を否定せずに、自分も試してみたくなった。そんな感じでした。
夫婦で無職!?夫はスクール、私は職業訓練校へ
その後、夫はオンラインスクールに通い始めました。
「なんだか夫だけ辞めていいな〜」と思っていた私は、勢いで自分も仕事を辞めることに。
結果、夫婦で同時に無職になりました(笑)
周囲からはかなり心配されましたが、失業手当があったのと「今しかできないかも」という思いで踏み切ったんです。
私はハローワークで何気なく職業訓練校を調べてみると、
自転車で通える距離に「Webデザイナーコース」がちょうど開講予定だったんです。
完全に偶然。まさにタイミングでした。
ちなみに、もともとプログラミングを学ぼうと思っていた私がWebデザインを選んだ理由も、この出会いがきっかけです。
職業訓練校とスクール、それぞれの違いを経験からお話しします
わたしは職業訓練校に通い、夫はオンラインスクールに通いました。
実際にそれぞれ体験したからこそ感じた、職業訓練校とスクールの違いをまとめてみます。
職業訓練校のメリット
- 受講料はほぼ無料(教科書代のみ)
- 条件を満たせば失業手当+交通費も支給される
- 就職支援や履歴書添削など、転職までしっかりフォロー
- 同じ目標を持つ仲間と一緒に学べる(“学生感”がある)
職業訓練校のデメリット
- タイミングや地域によっては希望のコースがない
- 受講期間中は就職活動の報告が必要(手間)
- 通学が必要(遠いと負担になる)
- 授業は毎日ある(平日フルタイム)
- 一斉授業なので、個別対応は少なめ
オンラインスクールのメリット(夫の体験より)
- 自宅で完結、通学不要
- マンツーマンや質問対応が手厚いスクールもある
- セミナーや交流会など、横のつながりが作れる
- アフターフォローや転職支援があるスクールも
オンラインスクールのデメリット
- 受講料が高め(数十万円のところも)
- 自己管理が必要で、サボると全く身にならない
- 合う/合わないがスクールによって大きく違う
最後に:どちらが正解というより、“自分に合う方”を選んでほしい
どちらにもメリット・デメリットがあるので、
大切なのは「自分に合っているかどうか」だと思います。
- 時間に余裕がある → 職業訓練校が◎
- 在宅で学びたい/地方在住 → スクールが◎
- 受講料を抑えたい → 訓練校
- 手厚いサポートが欲しい → スクール
私の場合は、タイミングと場所がバッチリ合ったので訓練校を選びましたが、
スクールだったらまた違う経験ができたかもしれません。
どちらにしても、「学んでみたい」と思えた気持ちが最初の一歩だったと思います。
あなたにとっても、自分らしい学び方が見つかりますように。
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