わたしの実家は物に溢れていました。
共働きの両親のもとで育ったわたしにとって、散らかっているのが当たり前の風景。
だから、一人暮らしを始めた頃も自然と同じように、ものが溢れた生活をしていました。
「物を減らそう」と思い始めたのは、YouTubeでミニマリストやシンプルライフの動画を見たのがきっかけ。
結婚してからは、夫婦で住む部屋をすっきりと洗練された空間にしたいという思いもあり、少しずつ物を減らしていきました。
今ではミニマリストというほどではありませんが、自分たちらしい、ちょうどいい暮らしができていると思います。
我が家に「ないもの」
テレビ
最初は持っていましたが、思い切って処分しました。
わたしはテレビをあまり見ないので、YouTubeやNetflix、TVerなどで十分。
リアルタイムで見る必要ってある?という疑問からの決断です。
テレビがなくなったことで、テレビ台も不要に。
結果的に空間が広くなりました。
夫は最初反対しましたが、「一度手放してみて、やっぱり必要ならまた買おう」と決めて、結果「なくてよかったね」に落ち着きました。
代わりにiMacでニュースや動画を視聴していますし、最近はプロジェクターを導入!
ソファとプロジェクターで、夜に映画を見る癒しの時間ができました。
アイロン
場所を取るし、正直めんどくさい。
夫もスーツをあまり着ないため、思い切って処分。
どうしてもピシッとしたシャツが必要なときはクリーニングに出します。
ふだんはシワになりにくい服を選ぶようにしています。
バスタオル
実家では当たり前のように使っていたけど、やめました。
中くらいのタオル1枚で十分だし、洗濯物も減って収納もラクに。
用途ごとにタオルを分けず、全部同じサイズ・素材に統一。夫は最初抵抗してたけど、今は小さいタオルで満足してる様子(笑)
ラグ・玄関マット
布が増えると掃除が大変になるので置いていません。
猫もいるし、嘔吐対策としてもラグがない方が圧倒的に掃除しやすい。
玄関マットは夫に何度か提案されたけど、「掃除するならOK」と言ったら自然に話が消えました(笑)
食器水切りカゴ
一人暮らしの時に使っていたけど、ズボラなので片付けが面倒になり、
すぐに赤カビが発生していました…。あれを洗うのが嫌で、撤去決定。
代わりに使っているのはニトリの吸水マット。
雑巾みたいにギュッと絞れるし、汚れたら買い替えも簡単。
キッチンも広く使えて大満足です。
菜箸がない、そして“お箸の色もそろえない”
うちには菜箸がありません。 普通のお箸で調理しています。
「これってダメなのかな?」と思うこともありますが、今のところまったく不便なし。
あえて“調理用”を増やさずにすむし、洗い物も減ります。
さらにいうと、お箸の色もそろえていません。
3COINSで買った、微妙に色の違う木のお箸をそのまま使っています。
「バラバラだとダメ?」と言われても、うちは全部木製で、ちょっとずつ色が違うだけなので気になりません。
むしろ、「揃える」って意外とめんどくさい。だから、“そこも省く”のがわたし流の工夫。
ちょっとズボラ。でも、ラク。
暮らしはこうやって、手放すことで軽くなるんだなと感じています。
お風呂の椅子と桶
絶対カビ生やす自信があるので、最初から持たない選択。
たまに「あったら便利かな」と思うこともあるけど、
もう5年以上なくても不便なし。掃除がラクなのが一番!
ヒール
低身長なので昔は頑張って履いてましたが、巻き爪になってギブアップ。
今はスーツのとき以外、ぺたんこ靴一択。
結婚式も行き帰りはぺたんこで行って、会場で履き替えています。
「スタイル良く見せたい」より「足が痛くない」が正義。
持ち物の選び方にもひと工夫
「1つで2役以上」ルール
できるだけ1つでいろいろ使えるものを選んでいます。
たとえばハンドブレンダーは、泡立て、刻む、混ぜる…と多用途で便利!
ゆで卵メーカーを勧められたこともあるけど、
電子レンジを買い替えるタイミングで「ゆで卵・温泉卵が作れる電子レンジ」を選んだので、それで解決。
単機能な道具はなるべく避けて、暮らし全体をシンプルにしています。
まとめ:合わないものは、無理に持たない
「持ってないなんて変?」って言われることもあります。
でも、自分にとって必要ないものは、持たなくていい。
一回やってみて、やっぱり必要だったらまた迎えればいい。
大事なのは、「こうあるべき」ではなくて、
「自分にとってちょうどいい暮らしって何だろう?」と考えること。
わたしはこれからも、自分のペースで、
ちょっとだけ手間を省いて、ちょっとだけ気分が軽くなる、
そんな“暮らしの工夫”を続けていきたいと思っています。
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