わたしのうつ状態の経過と、薬を飲み始めて感じたこと

うつ

わたしは、仕事が辛くても「まだ大丈夫」「頑張れる」と思いながら働いていました。
もう30歳で4社目ということもあり、これ以上辞めるのは…と、自分に言い聞かせていたところもあります。

在宅ワークだったので、泣いてもバレませんでした。
でも、ついに会社でも涙が出るようになり、休日にも自然と涙が流れるようになっていました。

限界を感じたあの日のこと

出勤しなければいけない月曜日の朝、電車の中で涙が止まらず、帽子を深く被って人目を避けました。
電車が遅延していて駅から急がなきゃいけない状況だったのに、足が動かない。
会社の前で必死に気持ちを整えて中に入りましたが、入った瞬間、また涙が出てしまいました。

隅に隠れながら仕事をしていたところ、上司からの電話。
「元気ないね、どうした?」と聞かれたとき、我慢していた涙があふれました。

でもその次の日から出張があり、限界を感じながらも乗り越えました。
帰ってきた後、心療内科を探し、受診を決めました。

オンライン診療という選択

近所の精神科はどこも2週間待ち。今すぐにでも受診したかったわたしは、思い切ってオンライン診療を受けることにしました。

予約も簡単で、その日に診てもらえる。
しかも家で受けられるから、泣いてしまっても誰の目も気になりません。
わたしにとって、これはとてもありがたいことでした。

最初の診察とカウンセリング

薬に抵抗があったので、最初は「飲みたくない」と伝えました。
また、「1ヶ月休めば治る」と思い込んでいました。

診察ではうまく話せなかったので、週1回のカウンセリングもお願いしました。
25分という短さに物足りなさを感じながらも、「夫以外に話せる人」がいる安心感で、継続することにしました。

1ヶ月たっても、思ったより回復していなかった

動悸や倦怠感があり、「このまま仕事に戻ったら、また壊れてしまう」と思いました。
そこで、休職を延長することに。

診察で、比較的軽めの自律神経を整える薬を処方してもらいました。
でもあまり変化は感じられず…。

本格的に薬を飲むことにしたとき

次の診察で、わたしは「もう少し強い薬を飲んだ方がいいのかもしれない」と思い始めていました。

処方されたのは、「気分を上げる薬」と「動悸を抑える薬」。
夜に飲み始めたところ、副作用らしきものも出ました。

・翌朝、4回もトイレに行くほどの下痢
・胸のあたりの不快感、吐き気(実際には吐いていない)
・体がだるくて動けない日が続く

副作用の中で気づいたこと

驚いたのは、頭の中のネガティブな感情がかなり減っていたことです。
「頭は元気だけど、体がついてこない」そんなギャップがありました。

徐々にできていた料理や家事も、その期間はまったく手がつけられず。
車の運転すら不安を感じて、できませんでした。

まとめ:薬に対して慎重でも、自分の感覚を信じて選んでいい

薬を飲むことは、今もまだ少しこわいです。
でも、「ちゃんと休もう」「回復するためにできることをしよう」と自分に言えるようになったのは、小さな一歩でした。

今もまだ治ったとは言えないし、きっとこれからも波はあると思います。
でも、自分に合った方法で、焦らず、比べず、進んでいこうと思っています。

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