「自由に働きたい」から始まった気持ち
わたしが在宅ワークに憧れた理由は、シンプルに言えば「人生の時間をもっと自分のために使いたい」と思ったからです。
- 通勤ってむだだと思っていました。あの時間がなくなれば、そのぶん自由に使える。つまり、人生の時間が増えるってこと。
- 満員電車にも乗りたくない。朝の通勤ラッシュが本当にしんどかった。
- 雇われて働くのが当たり前だと思ってたけど、ネットで自由に暮らす人を見て「いいな」と思うようになりました。
- 何より、猫と一緒に過ごせる時間がもっと欲しかった。外で働いていると、猫たちと過ごせる時間があまりに短すぎると思ったんです。
そんな理由で「在宅ワーク」に憧れるようになり、結果的にWebデザインを選びました。
正直、デザインが好きで選んだわけではありません。
「家で働ける手段」としてWebデザインを選んだ、というのが本音です。
在宅ワークの理想と現実
実際に在宅ワークを始めてみると、最初は理想通りの働き方ができている気がしていました。
- 通勤ゼロ。これは本当にラク。でも、いつの間にか「当たり前」になって感動がなくなりました。
- 朝の時間に余裕ができて「朝活しよう!」と思ったけど、すぐにやらなくなりました。
- ジムにも通う予定だったけど…行ってません(笑)
- 好きな空間で仕事できるはずが、なぜか仕事部屋だけ散らかる。片付けもできなくなりました。
- 自分のペースで作業できるのはいい。でも、フレックス制度がないと、結局会社の時間に合わせて動くので「自由」ではなかった。
現実は甘くなかった
在宅ワークって、外から見ると「いいな」と思われがちだけど、実際はそれなりに大変なこともありました。
- 孤独感がすごい。一日誰とも話さない日もあります。
- 誰にも相談できずに、詰まってしまうことも。
- オフィスなら雑談で解決してたことが、オンラインではどんどん溜まっていく。
- プライベートと仕事の境目があいまいで、気づけば常に仕事のことを考えている。
- 「いつでもできるから」と思って、気づけば夜遅くまで作業している。→ 残業の概念がなくなる。
- 私の場合は固定残業代が60時間分ついていたため、「いくらやっても報われない」という気持ちになっていきました。
- 生活リズムが崩れやすい。朝の散歩などで整えようとしていたけど、疲れが溜まるとそれすらできなくなっていました。
- 家でよく泣いていました。体も心もどんどんきつくなっていったんです。
結論:わたしにとっての在宅ワークとは
在宅ワーク=なんでもOK!と思っていたけど、それは間違いでした。
たしかに家で働けるのはありがたい。
でも、「雇われている」ことの感覚は、家にいても消えなかったんです。
結果的に、わたしが欲しかったのは在宅ワークではなく、“自由な働き方”だったと気づきました。
今では「完全在宅」よりも、「自分に合った働き方」を選べるようになることが大切だと感じています。
そして、Webデザインを学んだことは、その第一歩になったと思っています。
これから在宅ワークを目指す人へ
在宅ワークへの憧れ、そこから始めてOKです。
でも、「ひとりで働く」ということの孤独や、自己管理の難しさもあるということは知っておいてほしいです。
特に一人暮らしの方は、心のケアも含めた“環境作り”が大切かもしれません。
自分にとっての「働きやすさ」とは何か。
それを考えるきっかけになればうれしいです。
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