Webデザイナー求人、ポートフォリオめんどくさい。でもなんとかした話

Webデザイナー

まず最初に…
「ポートフォリオめんどくさい」と思っている時点で、わたしはデザイナーに向いていないのかもしれない。
そんな気持ちがずっとありました。

でも、Webデザイナーの求人には「ポートフォリオ必須」ってよく書かれていますよね。
職業訓練校では授業内でポートフォリオを作りましたが、その後転職活動をするタイミングで、また作る必要がありました。

そのとき私はすでに働いていたし、正直めんどくさいと感じていました。

しかも、職場で作った制作物にも自信がなくて…
**「こんなの載せてもどうせ通らないでしょ」**って気持ちが強く、
「ちゃんと作り直さなきゃ」と思ってるだけで、まったく行動に移せずにいたんです。

なぜポートフォリオがめんどくさいのか?

  • 完璧主義
  • いいものを載せたい
  • 自分が納得のいくクオリティじゃないと出したくない
  • でも、納得いくものを作るには時間もかかるし、なによりめんどくさい

結局、「完璧にしなきゃ」と思いすぎて、動けなくなってしまうんですよね。

ポートフォリオが“なかったらどうなるか”

正直に言うと、Webデザイナーとしてポートフォリオがないのは、かなり厳しいです。

「そもそも何ができる人なのか」が伝わらないし、
書類審査でも「評価のしようがない」と思われることも。

なので、どんな形でもいいから“今の自分ができること”を見せるしかない。

「ポートフォリオめんどくさい」の対処法

ここでは、わたしのように**「ポートフォリオ作るのが面倒で止まっている方」**に向けて、わたしが取った対処法を紹介します。

1. 無理しない。今のスキルを堂々と載せる

「もうちょっと上手になってから載せよう」って思ってました。

でもある日、気づいたんです。
私はそんなに上手じゃないし、そもそもすぐに良いものなんて作れない。
それに、作るには時間もかかるし、やっぱりめんどくさい。

だから、思い切って今ある“ちょっとダサい”制作物をそのまま載せました。

当然、最初は書類も全然通りません。
でも、いくつか応募していくうちに、書類が通る会社が出てきたんです。

それって、その会社は「今の自分」を受け入れてくれるってこと。
つまり、入社後に背伸びせずに働けるということでもあります。

逆に、完璧に見せすぎると、入社後にその期待に応えるのが大変になってしまいますよね。

2. Canvaを使って簡単に作る

最近、久しぶりにポートフォリオを作ってみたんですが、
Canva(キャンバ)でめちゃくちゃ簡単に作れました。

  • おしゃれなテンプレートが豊富
  • サーバーがなくてもWeb表示できる
  • PDFでも書き出し可能

「これだけでいいの?」と思うくらい、手軽に作れてびっくりしました。

実際、勤務先にキャンバで作ったポートフォリオを送ってきた営業の方がいて、軽く中を見ましたが、かなり見やすくきれいにまとめてありました。

(ただ、営業目的で突然送りつけてくるのは、ちょっと「うーん…」って思いましたが)

ポートフォリオをちょっと良く見せる工夫(ダサい制作物でもOK)

正直、わたしの制作物はめちゃくちゃイケてるわけじゃありません。
でも、ちょっと見栄えを良くするための工夫をするだけで、印象が変わることもあります。

見た目を整えるちょっとした工夫

  • モックアップに入れてみる
     → PCやスマホ、紙のフレームに入れるだけで「それっぽさ」が出る!
  • 影や余白をつけて立体感を出す
     → IllustratorやCanvaでもできる簡単加工で、スッキリ見える◎
  • 制作物の“目的”を説明する
     → 「このサイトは●●向けに作りました」「配色は●●を意識しました」などの一言が説得力に!
  • 見やすいフォントとシンプルな構成でまとめる
     → 作品より「ポートフォリオ全体の印象」が良ければ、評価が上がることもあります

そしてなにより大事なのは「あなたらしさ」

職業訓練校のとき、わたしが「いいな」と思ったポートフォリオがあります。

横に座っていた40代くらいの男性のもので、
正直、文字が大きくて余白が少なく、少し圧迫感のあるデザインでした。

でも、わたしはそれを見て「その人らしさがすごく出ていて、いいな」と思ったんです。

たしかに、デザインの基本として「余白は大事」「フォント選びは大切」とよく言われます。
実際、その男性の作品を見て、
「余白がないね」と批判していた人もいました。

でも私は、「これはこの人の人柄が出てるな」と思えて、むしろ魅力的に感じたんです。

自分の個性が合う職場なら、完璧なデザインじゃなくても光る。
だから、未経験のうちは“自分らしさ”が見える作品を出すだけで十分価値があると思っています。

結論:ポートフォリオはめんどくさい。でも、なんとかなる

ポートフォリオを作るのも、応募するのも、履歴書を出すのも、正直ぜんぶめんどくさい。

でも、開き直って「まあいっか」と思って出してみると、意外と気持ちがラクになるんです。

そして、もし通らなかったとしても大丈夫。
縁がなかったんだなと思えばいい。

無理してレベル以上に見せようとしても、入社後が苦しいだけ。
“今の自分”で通る会社こそ、本当に合っている会社だと思っています。

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